鬼滅の刃 ワールドツアー 日本・世界の興行収入 比較 『「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』『「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』

刀鍛冶の里編 柱稽古編

鬼滅:ワールドツアー 日本・世界の興行収入は?柱稽古・刀鍛冶の里と比較した!

鬼滅の刃 ワールドツアー上映『「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』、そして2023年の『「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』これらの日本と世界の興行収入を、比較しながら見てゆきます。

 

『「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』興行収入 日本21億、全世界69億に

Demon Slayer: Kimetsu No Yaiba - To the Swordsmith Village (2023) ©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable2023年

Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba – To the Hashira Training, ワールドツアー ©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable2024年

共に©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』とは、「刀鍛冶の里編 最終話」+「柱稽古編 第一話」を合わせた先行上映です。

日本では385館、世界は140の国と地域で上映され、最終的には日本約21億、全世界で合計 約69億を記録しました。

 

鬼滅ワールドツアー『上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』の興行収入は日本41億 全世界74億

昨年のワールドツアー上映は今年より36館少ない104の国(はじめは95の国)と地域で上映され、最終的に日本41億、全世界74億になっています。

日本の興行収入は 1/2に減少した形ですが、最終合計は昨年の74億に近い69億にまで伸ばすことができています。
これは「日本国外」の興収が日本の2倍以上になったためです。

つまり本国である日本と海外との割合が逆転する現象が起きているんですね。


上映する国と地域数が増えたことも起因すると考えられますが、これは他の作品でも【日本の興行収入 < 海外の興行収入】となる作品がいつくか出現しています(これについては後述)。

 

鬼滅の刃 ワールドツアーは海外の興行収入が大きく伸びている

ドルをベースに日本円に換算した数字がこちら。

鬼滅の刃 ワールドツアー2023、2024興行収入比較とその変化 by悠屋堂

※156円/ドルで計算 ※数字;Box Office

2023年と2024年のワールドツアー上映を比較した概要が以下です。

  • 海外の上映館数は34.6% アップ ↑
  • 総興行収入は6.7%ダウン↓
  • 日本の興行収入は48.7%ダウン↓
  • 海外(日本外)興行収入は45.5%アップ ↑

 

日本では2023年の「刀鍛冶の里へ」は41億、2024年の「柱稽古へ」は21億。
国内の数字が半減する一方で、アメリカは昨年の13億から今年は27.5億と倍以上の伸びがあります。

そして日本を除いた世界の興行収入は45.5%という、海外での伸びが大きな特徴になっています。

上映国数を増やしたことも起因していると思われますが、数字を見ると2023年は104、2024年は140の国と地域。その増加率は34.6%。

つまり海外の上映国・地域数の増加率よりも興行収入の増加率の方が高いのです。

日本では数値が落ちる一方で、日本国外での一国あたりの興行収入が増加していることになります。

 

日本の作品が、海外の興行収入を日本より上回る傾向?

この「日本の興収を海外が上回る」現象は、他の作品にもいくつか見られています。

現在、「SPYXFAMILY」が中国で上映中でかなり好調とのこと。また同じような現象が起きるかもしれません。

 

鬼滅の刃 ワールドツアー 日本の興行収入が半減した理由は?

鬼滅の刃 上弦集結©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

上弦集結 ©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

2023年のワールドツアーの内容は、黒死牟、童磨、半天狗、玉壺と、上弦たちの姿が初めて披露されました。

そして放送時にはかなり話題になり、「映画館で観たい」という声がいくつも上がった遊郭編のクライマックスが含まれていたこと(対上弦の陸戦)。そして「先行上映」という形が初めて行われ、ファンの「Ufotableの圧巻の映像美を早く見たい」思いを刺激して劇場に足を運ばせる要素が幾つも揃っていたのです。

それゆえ、数ヶ月待てばテレビで見られるにもかかわらず日本国内だけで41億という大ヒットになったのです。
(無限列車以降、アニメ映画の興行収入の規模に"バグ"が出ていますが、40億は十分なヒット数字です)

では2024年はどうでしょうか。

先行上映形式が2回目であることから、観客やファンはその形に慣れており、驚きはありませんでした。

ワールドツアーに含まれていた刀鍛冶の里編の最終話「門禰豆子の太陽克服シーン」は、明らかにスクリーン上映を前提に作成されていた作り込みで、映像美は非常に素晴らしいものでした。

しかし遊郭編クライマックスの「激しくて濃い内容」とは性質が異なり、「ぜひスクリーンで見たい」という引きの強さは "比較すれば" 少々弱いものでした。

 

柱稽古 第一話 伊黒小芭内と不死川実弥 ©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

 

そこで柱稽古第一話に初披露となる風・蛇の呼吸の戦闘シーンを入れてインパクトを作ったことでバランスをとったのですね。それによって"つかみ”を作ることに成功、最終的に全世界で69億を導き出すことができました。

ただ前回の「遊郭編のクライマックス + 上弦集結」と比べれば、やはりリピートさせるパワーは弱かったと言えるでしょう。

宇髄天元 vs 妓夫太郎 遊郭編 第十話 ©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

宇髄天元 vs 妓夫太郎 遊郭編 第十話 ©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

 

とは言っても2023年のワールドツアー上映の内容を考えて見てください。

炭治郎・善逸・伊之助の共闘、宇髄さん最終兵器「譜面」発動での激闘、堕姫(梅)・妓夫太郎の過去と浄化。そして上弦初登場。あまりにも強すぎたんですよね。

 

2024年の興行収入69億はよく計算されて作られたものによって積み上げられた見事な数字です。

円安の今、外貨を稼げたことは制作費回収にも大きく役だったのではないでしょうか。

 

まとめ

鬼滅の刃ワールドツアー2023年と2024年の数字をまとめまて見ましょう。

全興行収入に対する割合

  • 日本↓2024年30.43%、2023年 55.41% 
  • アメリカ2024年 39.86%、2023年 17.57%
  • 世界(日本・アメリカを除く)2024年 29.71%、2023年 27.03%

増加率

  • 日本の興行収入;48.78%
  • アメリカの興行収入:111.54%
  • 世界の興行収入(日本・アメリカを除く)↑2.5%
  • 国外の上映国・地域数:34.62%

 

いかがでしたでしょうか。

鬼滅の刃ワールドツアーは、日本の興行収入の急減アメリカの急増が大きな影響を及ぼしていること、そして上映国数の増加に伴った海外、特にアメリカ市場の成長が著しく目立ったものになっていました。

 

柱稽古編が2024年5月12日から放送がスタートし、アニメ本編が作品の核へと向かう今後、「無限城戦は映画化される」というリーク情報もあり、もしそれらがスクリーンで展開することになれば国内外の興行収入は非常に興味深いものとなるでしょう。

再びスクリーンでUtofableさんによる熱い激闘映像を見られる日を期待したいところですね!

 

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